理念

1.コンセプト Concept

地球規模の大きな難題と、未だ嘗てない危機が存在する今の時代に、過去から学び、よりよい未来を築くため、
”ルネサンスを現代に!”
がコンセプトです。
文化・芸術・経済・美術・建築・自然科学等の新時代が現代に起こったらどんな新しい時代になるだろう?
社会も良くなり貧困が無くなり争いが無くなれば、やがて地域格差も無くなり、そして「愛と平和」に満ちた世界になるはず!
ルネサンスから500年…ルネサンスとは「再生」「復活」を意味するフランス語で、文化を復興しようとする文化運動でした。14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まりダビンチ(1452-1519)、ミケランジェロ(1475-1564)、ガリレオガリレイ(1564-1642)、ダンテなど、建築、文学、哲学、音楽、科学、美食、園芸、そして芸術全般と、あらゆる分野で盛んに創作活動が行われ興奮に満ちた時代。

しかし、ルネサンスの前の14世紀のヨーロッパは伝染病「ペスト(黒死病)」が大流行し、1億人~2億人が死亡(世界人口5億人の頃、ヨーロッパのある国は7,8割が死亡)するというパンデミック(全地球規模の流行)にありました。打撃を受けたヨーロッパの国々は、暗い時代であったがゆえに、「再生」を願い、「復活」を意味する「ルネサンス」を合言葉に、文化を復興しようとする文化人たちが立ち上がり、「ルネサンス」運動が花開いたきっかけとなりました。

フランスのノーベル賞作家カミュは1947年発表の小説『ペスト』の最終章において、次のような文章で結んでいます。
「人間に不幸と教訓をもたらすため、いつかペストは鼠どもを呼び覚し、何処かの幸福な都市に彼等を死なせにやってくる」
この小説のテーマは、筋道の通らないこと=“不条理”が人間をいつ襲うか、誰もわからない世界に生きているということ。疫病だけでなく、自然災害や戦争、事故などの“不条理”が人間から自由を奪って、何の罪もない人にすら死や不幸を与える。人間はそういう“不条理な世界“に無防備のまま裸で放り出されている。これがカミュの根本的な認識にあり、まさに、ジョンレノンも”不条理”に見舞われた1人でした。私たちは“不条理”を嘆くのでなく、いかにして、 “不条理”を回避し、予防、防御、あるいは立ち向かうかが今問われています。

ジョンレノンが願った「愛と平和」が持続する“不条理”の無い世界を今こそ!
は、で、コロナ前には考えられない働き方や文化の楽しみ方が起こり始めています。音楽や芸術も新しい発想が生まれるのかも知れません。いや、まさに私たちはそのムーブメントを起こそうとしています。
困難な情勢の中から、500年前のように現代のルネサンスを始めましょう。
世界を変えるにはガリレオガリレイやコペルニクスのような非常識な発想こそが必要です。
新しい想像的な創造を共に発していきましょう。
現代のルネサンスの狼煙を!
湧き上がる文化・芸術の新時代を現代に!

2.背景 Background

今、世界を見渡せば、物質主義、金欲、名誉欲、国益を盾にした衝突がより激しさを増し、イデオロギーや人種・宗教・文化の違いによる争いはなくなりません。一人ひとりの人間を見ても、自己愛や欲望を剥き出しにした“自分ファースト”で、弱者が求める救いの手を払いのけることさえあります。
また、2020年代に入り、COVID-19のパンデミック(世界規模の流行)で、各国は、隔離・検疫・都市封鎖の3つの方法で立ち向かっています。しかし、これは、700年前の世界で大流行したペストとまったく同じです。14世紀の人たちがパンデミックに翻弄されてとった体験的にとった行動と中世人の感染症に対する知恵に現代人もそのまま見習うしかない状況にあります。高度な文明を築いた人間ですが、新型コロナウイルスに立ち向かう術は、まだ用意できていません。
逆に、今、この問題から医療や教育の格差や、北極海の氷やアルプスの氷河の溶解、アフリカの海岸のゴミなどの環境問題がより浮き彫りになり、このような背景から、今こそ「愛と平和」を唱えたジョンとヨーコの思いを改めて伝えていく実行力が求められています。

3.原点 Origin

イマジンファウンデーション構想は、ジョンとヨーコの曲♪『イマジン』のメッセージを継承し、「愛と平和」に満ちた世界を実現していきたいという強い思いから生まれました。
原点は、1979年夏、軽井沢の「フランスベイカリー」でのジョンとの遭遇を通し引き合わせの運命を感じ、そして2012年12月8日、日本武道館での32回目の「ジョンレノン追悼ライブ」でのオノヨーコさんから受けた「ジョンの夢を繋いでいきましょう。今この会場に来ているあなたの手によって・・・」というメッセージから、ジョンとヨーコの思いを継ぐ人生を貫こうという決意に至ったことです。

ジョンが命がけで戦い、世界にもたらした「愛と平和」のスピリットを、ジョンが理想としていた愛の周波数A=444ヘルツの普及を通し、地球と未来の子供達に継承していきます。私たちはこのファウンデーションを恒久的な組織として設立し、「地球人」として生きたジョンレノンのフィランソロピーを受け継いでいきます。

4. ポリシー Policy

イマジンファウンデーションは一つの生き方として、我々に示してくれたジョンレノンが生涯貫いた
「ジーンズとアート」
というポリシーを道標として、「地球人(Earthians=アーシアンズ)」として生き、フィランソロピーを実践したジョンレノンのポリシーを受け継いでいきます。

■ジーンズ
ジョンは、
「折り目のついたズボンとネクタイをしてる連中が世の中を悪くしている」
と言い、
ヨーコさんも
「人間が洋服に合わせる必要がどこにあるの、逆でしょ」
と、従姉妹の加瀬英明さんがロンドンの二人のアパートを訪ねた時言っていたそうです。

ジョンとヨーコは1969年のジブラルタルでの結婚式でも、普段着に毛の生えたようなシンプルなデザインの折り目のない生成りの
・コーデュロイのズボン、スカート
・ジャケットと襟のないシャツ
・スニーカーとソックス
姿で臨みました。

ジョンは、ビートルズ解散後はスーツを捨て、呪縛から解き放たれるように普通の若者や労働者と同じ、ジーンズで通しました。物質的な豊かさや着飾ることでなくシンプルに普通で十分と。シャツやジャンパー、ジャケットも反戦の意味を込めアーミーシャツで冬はジージャンか革ジャンを羽織り、折り目のあるスーツにワイシャツ、ネクタイはポリシーのように排除していました。

アップルの創業者スティーブジョブズも、自他共に認めるジョンレノン信奉者で、いつも黒の肩肘張らないタートルネック(三宅一生デザイン)に、デニムのジーンズ(リーバイス501)と運動靴(ニューバランスM991)を貫き、ネクタイに背広姿は見たことがありません。ミニマル、シンプルな「ノームコア」(究極のノーマル)と言われるジョブスのスタイルは、その後Facebookの創業者などIT業界など多くの経営者に引き継がれています。

■アート

絵画・彫刻・建築などの「空間芸術」、音楽・文学などの「時間芸術」、演劇・映画・舞踊・オペラなどの「総合芸術」の総称であって、アップルのiPhoneはこの思想のとおり電話と音楽、写真・映像、文字などを融合したものです。

また、大のジョンレノン・ファンのジョブズは、「ぼくのビジネスモデルはビートルズ…」と言い、彼のiPodには♪『Nowhere Man』♪『Across The Universe』♪『Imagine』などジョンの曲が5曲入っていたほどで、アップル社の社名と林檎マークもビートルズのレコードレーベル「アップル」からきているという説もあります。

ジョンもジョブスも、日本文化とアートに触れ、インスピレーションを受けています。

ジョンは、1971年1月24日に古美術商の東京・湯島「羽黒洞」を訪れた際、白隠の「○△□」の禅画や、芭蕉の俳句『古池や蛙飛びこむ水の音』の短冊、良寛や一茶の短冊、壺などを購入しており、その時の「羽黒洞」主人の木村東介氏が語ったジョンのエピソードがあります。

・俳句の心がわかるのか、自分の考えで選び購入し、買った時からすごく大事そうに抱えたまま常に店を出るまで大事そうに離さなかった。(品物として買い物袋で持ち帰らず)

・歌舞伎座で歌右衛門の『隅田川』の舞台の途中から入ると、丁度、子供をさらわれた母親が日夜狂気のように探し回り、我が子が埋まっている場所を教えられ泣き崩れるという場面で、セリフのない清元で演っているシーン。華やかな歌舞伎を見せたいと「出ましょうか?」と言おうとしたら、ジョンの頬にとめどもなく涙が流れ出ている。泉のように。ジョンは日本人よりもわかっていた。結局、目で見てるんじゃなく心で見ていて、歌右衛門の演技がジョンの魂の中にどんどん流れ込んでいくわけ。

・その後、若手で人気No.1の海老蔵の出番で『神田祭』という華やかな舞台が始まったが、ジョンは全然観る気がしない。「ノー」と言う。目で見るものは観る必要がない、魂で見るものでない限り見る必要がないと。

・作詞、作曲も頭や知恵でするものでもない、魂でつくり、歌うものだということをジョンは分かっていた。
・芸術といえば、金持ちや権力にご機嫌をとったものがと思われがちだが、ジョンは機嫌をとってるものなど見向きもしない。日本人だって共鳴しないようなこと、博物館の人間でもわからないことをちゃんと見抜いてた。まるで神の鑑識眼だよ。

私たちは、ジョンレノンが愛した日本と日本文化を、私たち自身が今一度理解し、再認識することが必要と思います。その上で、海外に発信していくことをジョンの例から伝えたい。

■禅

ジョンは比叡山や高野山を訪れ、禅に啓発され、禅画など古美術を日本で購入しています。ジョブスも京都の禅寺を訪れ、サンフランシスコの向かいのオークランドの自宅近くの禅寺で開催の日曜座禅会に通っていました。

2005年のスタンフォード大学卒業式での彼のスピーチ
『Stay hungry, Stay foolish』は、

「愚のごとく、魯のごとく、よく相続するを主中の主と名づく」

という禅の曹洞宗の祖、洞山良价の教えに通じるもので、
「命ある限り弛まず精進し、一瞬一瞬の生を最大限に発揮せよ」
という意味です。

ジョブズはこの「禅」の教えに影響を受け、アップル社の基本理念を”シンプルとフォーカス”と掲げ、iPhoneやiPadなどの機能性やシンプルなデザイン、不要なものをギリギリにそぎ落とすミニマリスト的な美を追究したのも、厳しい集中力も「禅」の精神からくるものだと自叙伝で述べています。今やアップルだけでなく、グーグル、インテル、IBM、フェイスブックなどの企業でも「禅」が従業員のマインドメンテナンスに取り入れられています。

どの時代、どんな人であれ、太陽や空気と水と同様、「ジーンズとアート」は国境や年齢、性別を越え大統領から子供たちまで誰にも世界共通です。そして「シンプルに生きる」という禅の精神と、「ジーンズとアート」は、経営者も、労働者も、学生もみな欠かせません。

「ジーンズとアート」に生きたジョンとヨーコ、ジョブズの“シンプルライフ”の生き様とメッセージを受け継ぎ、「人道支援活動、社会事業、文化・芸術活動」の3つの活動を通し、争い・格差・無理のない持続的社会の実現のために行動していきます。

何も飾る必要もない、シンプルに生きよう!

「ジーンズとアート」は、 “地球人”共通の合言葉です。